自宅で死亡したらまず何をする?連絡先・手順・注意点をわかりやすく解説

  • 葬儀・葬式の基礎知識

2026年2月24日

自宅で死亡したらまず何をする?連絡先・手順・注意点をわかりやすく解説

大切な家族が自宅で息を引き取った瞬間、頭が真っ白になるのは当然のことです。「まず誰に連絡すればいいの?」「警察を呼んだら大事になるの?」「費用はいくらかかるの?」という不安が次々と押し寄せ、冷静な判断ができなくなってしまう方がほとんどです。しかし、正しい手順を知っておくだけで、慌てずに対応でき、不要なトラブルや余計な出費を防ぐことができます。

この記事では、自宅で死亡した際の連絡先・手続きの流れ・費用の目安を葬儀のプロが順を追って解説します。

自宅で死亡したらまず死亡診断書を受け取る

自宅で家族が亡くなった場合、最初に行うべきことは「死亡診断書」または「死体検案書」を受け取ることです。この書類がなければ、死亡届の提出も火葬許可の申請もできません。つまり、すべての手続きの出発点となる重要な書類なのです。状況によって連絡先が異なりますので、落ち着いて確認していきましょう。

かかりつけ医がいる場合は医師に来てもらう

故人にかかりつけ医がいる場合は、まずその医師に連絡を取りましょう。かかりつけ医とは、日頃から定期的に診察を受けていた医師のことで、故人の病歴や容態を把握しています。医師が自宅に来て死亡を確認し、持病や治療中の病気が死因と判断できれば、その場で「死亡診断書」を発行してもらえます。

ここで重要なのは、かかりつけ医が死因を特定できる場合は、警察の介入なしに手続きが進むという点です。多くの方が「自宅で亡くなったら警察沙汰になる」と心配されますが、かかりつけ医がいれば、ご遺族の精神的負担は大きく軽減されます。連絡する際は、「いつ頃から様子がおかしかったか」「最後に食事をした時間」「服用していた薬」などを伝えられるよう準備しておくとスムーズです。

かかりつけ医がいない場合や不審死は警察に連絡する

かかりつけ医がいない場合や、死因が明らかでない場合は、110番で警察に連絡します。「不審死」という言葉に抵抗を感じる方も多いですが、これは犯罪の疑いがあるという意味ではありません。単に「医師が死因を証明できない状態」を指す言葉です。

警察に連絡すると、警察官と検視官(または医師)が自宅を訪れ、状況確認を行います。この確認作業を「検視」と呼びます。事件性がないと判断されれば、医師による「死体検案書」が発行され、その後の手続きに進むことができます。警察が来ることに不安を感じるかもしれませんが、これは法律で定められた正式な手続きであり、ご遺族が責められることはありません。落ち着いて状況を説明すれば大丈夫です。

救急車を呼ばないほうがよいケースと例外

自宅で家族が倒れているのを発見したとき、反射的に119番に電話したくなる気持ちはよく分かります。しかし、明らかに亡くなっている場合(体が冷たい、硬直している、呼吸や脈がない状態が長時間続いているなど)は、救急車ではなく、かかりつけ医か警察に連絡するのが適切です。

なぜなら、救急隊員は蘇生の可能性がある限り心肺蘇生を試みる義務があり、病院に搬送されることもあるからです。搬送先の病院で亡くなった場合、かかりつけ医ではない医師が対応するため、結局は警察による検視が必要になるケースもあります。ただし、「まだ息があるかもしれない」「判断に迷う」という場合は、迷わず119番に電話してください。命の可能性がある限り、救急対応を優先すべきです。判断に迷ったときは、電話口で救急隊員に状況を伝え、指示を仰ぎましょう。

遺体や現場を動かさず保存する理由と方法

医師や警察が到着するまでの間、遺体や周囲の物を動かさないことが非常に重要です。これは、死因の特定や事件性の有無を判断するための大切な配慮です。「少しでも楽な姿勢にしてあげたい」「布団をかけてあげたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、現場の状態を変えてしまうと、後の手続きが複雑になる可能性があります。

具体的には、以下の点に注意しましょう。遺体の位置や姿勢を変えない、周囲の物を片付けない、窓やドアの開閉状態を維持する、といったことです。室温が高い季節は遺体の傷みが心配になりますが、エアコンで室温を下げる程度であれば問題ありません。専門家が到着するまで、故人のそばで静かに待つことが、最後にできる大切な配慮となります。

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自宅で死亡したときに連絡すべき相手と伝える内容

死亡が確認された後は、関係者への連絡を進めていきます。悲しみの中での対応は大変ですが、連絡の優先順位と伝えるべき内容を整理しておくことで、混乱を防ぐことができます。ここでは、家族・医療関係者・葬儀社・役所それぞれへの連絡について解説します。

家族や親族への連絡の優先順位

まずは同居していない家族や近しい親族に連絡を入れましょう。配偶者、子ども、兄弟姉妹、親といった順番が一般的ですが、関係性や距離感によって調整してください。深夜であっても、近い親族には早めに知らせるのがマナーとされています。

連絡する際に伝えるべき内容は、「誰が」「いつ」「どこで」亡くなったかという基本情報です。この時点では葬儀の詳細が決まっていないことがほとんどですので、「詳しいことが決まり次第、改めて連絡します」と伝えれば問題ありません。また、連絡網のように「あなたから○○さんに伝えてもらえますか」と依頼することで、自分の負担を軽減できます。

親族への連絡順序の目安

優先度連絡先連絡のタイミング
1配偶者・子ども死亡確認後すぐ
2故人の兄弟姉妹直近の家族への連絡後
3故人の親・義理の親兄弟姉妹と同時期
4親しい親戚葬儀日程確定後でも可
5友人・知人・職場葬儀形式決定後

医療関係者と警察に伝えるべき情報

かかりつけ医や警察に連絡する際は、できるだけ正確な情報を伝えることが求められます。慌てていると忘れがちですが、以下の項目を事前にメモしておくとスムーズです。

医療関係者・警察に伝える情報リスト

  • 故人の氏名、生年月日、年齢
  • 発見した時刻と状況(誰が、どこで、どのような状態で発見したか)
  • 最後に元気な姿を確認した時刻
  • 持病や服用中の薬の情報
  • かかりつけ医の名前と連絡先
  • 連絡している自分の氏名と故人との関係

警察から質問を受ける際は、分からないことは「分かりません」と正直に答えて大丈夫です。憶測で答えると、後で矛盾が生じる可能性がありますので、知っていることだけを伝えましょう。

葬儀社や搬送業者へ連絡するタイミング

死亡診断書または死体検案書を受け取ったら、葬儀社への連絡を検討します。「まだ気持ちの整理がついていない」という方も多いですが、遺体の搬送や安置は時間との勝負です。特に夏場は傷みが早いため、早めの連絡をおすすめします。

葬儀社に連絡する際は、「搬送だけお願いしたい」「葬儀の相談もしたい」など、現時点での希望を伝えましょう。信頼できる葬儀社は、すぐに契約を迫ることなく、まず状況を聞いてくれます。逆に、電話口で強引に契約を勧めてくる業者には注意が必要です。複数の葬儀社に問い合わせて比較することも、後悔しない選択のためには有効です。

市区町村役場での窓口と事務手続きの案内先

死亡届の提出先は、故人の本籍地、届出人の住所地、または死亡した場所の市区町村役場です。役場の「戸籍課」「市民課」などの窓口で手続きを行います。多くの役場は平日の日中のみの対応ですが、死亡届に関しては24時間受付可能な自治体もあります。事前に電話で確認しておくと安心です。

なお、葬儀社が死亡届の提出を代行してくれるケースも多いです。自分で手続きする余裕がない場合は、葬儀社に相談してみましょう。ここまでの連絡が完了したら、いよいよ具体的な手続きと葬儀の準備に入ります。

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自宅で死亡した場合の手続きと葬儀までの流れ

連絡を終えたら、具体的な手続きと葬儀の準備を進めていきます。ここからは、検視・書類・届出・安置・葬儀・各種手続きという流れで、それぞれの内容と注意点を詳しく解説します。費用の目安も含めてお伝えしますので、参考にしてください。

検視と検案の流れと所要時間の目安

警察に連絡した場合、「検視」という手続きが行われます。これは、事件性の有無を確認するための作業です。警察官と検視官(または嘱託医)が自宅を訪問し、遺体の状態や現場の状況を確認します。ご遺族への聞き取りも行われますが、これは事情聴取ではなく、死因を特定するための情報収集です。

検視にかかる時間は状況によって異なりますが、事件性がないと判断されれば、通常2~3時間程度で終了します。ただし、死因が不明な場合は「司法解剖」または「行政解剖」が必要になることもあり、その場合は数日かかることもあります。解剖が必要になった場合の費用は公費で賄われることが多いですが、地域によって異なりますので、担当者に確認しましょう。

死亡診断書と死体検案書の違いと受け取り方

「死亡診断書」と「死体検案書」は、どちらも人が亡くなったことを証明する公的書類ですが、発行される状況が異なります。かかりつけ医が診察中の病気で亡くなったと判断した場合は「死亡診断書」、それ以外の場合(突然死や死因不明など)は「死体検案書」が発行されます。

書類の様式は同じで、どちらも死亡届の提出に使用できます。費用については、死亡診断書が5千~1万円程度、死体検案書は3~10万円程度が相場です。死体検案書は検案を行う医師や解剖の有無によって金額が大きく変わるため、事前に確認することをおすすめします。この書類は後々の保険金請求などでも使用しますので、複数枚コピーを取っておきましょう。

死亡届と火葬許可の提出手順と必要書類

死亡診断書(または死体検案書)を受け取ったら、7日以内に死亡届を提出する必要があります。死亡届は、死亡診断書と一体になった用紙の左半分に記入します。届出人になれるのは、親族、同居者、家主、後見人などです。

死亡届提出に必要なもの

  • 死亡診断書(または死体検案書)+死亡届(一体の用紙)
  • 届出人の印鑑(認印可、自治体によっては不要)
  • 届出人の本人確認書類

死亡届が受理されると、「火葬許可証」が発行されます。この許可証がなければ火葬を行うことができません。火葬場の予約は葬儀社が代行してくれることが多いですが、火葬許可証は必ず手元で保管し、火葬当日に忘れないように注意してください

安置場所の選び方と搬送・安置にかかる費用の目安

遺体の安置場所は、主に「自宅」「葬儀社の安置施設」「専門の安置所」の3つから選びます。自宅安置は故人と最後の時間をゆっくり過ごせるメリットがありますが、スペースの確保やドライアイスの手配が必要です。葬儀社の安置施設は、設備が整っており管理も任せられるため、ご遺族の負担は軽減されます。

安置場所ごとの費用目安と特徴

安置場所費用目安(1日あたり)メリットデメリット
自宅ドライアイス代
8千~1万5千円
故人とゆっくり過ごせるスペースや温度管理が必要
葬儀社の安置施設1~2万円管理を任せられる面会時間に制限がある場合も
専門の安置所5千~1万5千円費用を抑えられる葬儀社との連携確認が必要

搬送費用は、距離や時間帯によって異なりますが、10km以内であれば1万5千円~3万円程度が目安です。深夜や早朝は割増料金がかかることもあります。葬儀社に見積もりを依頼する際は、搬送費用と安置費用を分けて確認しましょう。

葬儀の手配から法要までの実務チェックリスト

葬儀の手配は、葬儀社との打ち合わせから始まります。打ち合わせでは、葬儀形式(一般葬、家族葬、直葬など)、日程、式場、参列者の人数、宗教・宗派などを決めていきます。初めて喪主を務める方は、何を決めればよいか分からず不安になりがちですが、葬儀社の担当者がリードしてくれますので、安心してください。

葬儀から法要までのチェックリスト

  • 葬儀形式と規模の決定
  • 式場と火葬場の予約
  • 遺影写真の準備
  • 死装束や副葬品の選定
  • 供花・供物の手配
  • 会葬礼状・返礼品の準備
  • 僧侶など宗教者への連絡
  • 参列者への訃報連絡
  • 香典返しの手配
  • 初七日法要の準備(繰り上げで行う場合も)

葬儀費用は、形式によって大きく異なります。直葬(火葬のみ)であれば20万円前後から、家族葬は40~100万円程度、一般葬は100万円以上が目安です。ただし、これはあくまで平均的な金額であり、葬儀社やプラン内容によって変わります。「思っていたより高かった」とならないよう、見積もり段階で総額を確認することが大切です。

銀行・年金・保険・各種契約の手続きの優先度と期限

葬儀が終わった後も、各種手続きが待っています。期限があるものから優先的に進めていきましょう。以下に主な手続きと期限をまとめました。

死後の主な手続きと期限一覧

手続き内容届出先期限
死亡届の提出市区町村役場7日以内
年金受給停止届年金事務所国民年金14日以内、厚生年金10日以内
世帯主変更届市区町村役場14日以内
健康保険の資格喪失届市区町村または勤務先14日以内
相続税の申告税務署10か月以内
生命保険金の請求保険会社3年以内(時効)
相続放棄の申述家庭裁判所3か月以内

銀行口座は、死亡の届出をすると凍結されます。葬儀費用などの支払いが必要な場合は、凍結前に引き出しておくか、相続手続き完了後に対応することになります。各手続きには期限があるものも多いため、一覧表を作成して管理することをおすすめします。一人で抱え込まず、司法書士や行政書士などの専門家に相談することも選択肢として覚えておいてください。

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まとめ

この記事では、自宅で家族が亡くなった際の連絡先、手続きの流れ、葬儀の準備、そして死後に必要な各種届出について解説しました。かかりつけ医がいる場合はまず医師に連絡し、いない場合や死因が不明な場合は警察に連絡すること。死亡診断書または死体検案書を受け取ってから死亡届を提出し、火葬許可を得ること。そして、葬儀の形式や安置場所を決め、各種手続きを期限内に進めることが重要です。

突然の出来事に直面し、「何から手をつければいいか分からない」という不安を抱えていらっしゃる方も多いと思います。しかし、この記事を読んでいただいた今、やるべきことの全体像は見えてきたのではないでしょうか。一つひとつ、順番に対応していけば大丈夫です。故人のために、そしてご自身の心の安定のために、できることから始めていきましょう。あなたは一人ではありません。

葬儀費用の不安解消と安心できる葬儀の実現には、明確な料金体系と充実したサポート体制の両立が求められます。「ちゃんとしたお葬式」では、必要なものが全て含まれた定額プランをご用意しております。参列者によって変動するおもてなし費用や式場利用料以外には追加料金を一切いただかず、明瞭な料金でご家族に寄り添います。大切な方とのお別れを心穏やかに迎えていただくため、葬儀に関するご相談はこちらから無料でお問い合わせください。

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