喪主の挨拶例文|病気で逝去した場合の通夜・告別式・精進落としの文例
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2026年1月30日

大切な方を病気で亡くされた際、喪主として参列者の前で挨拶をすることは、深い悲しみの中で迎える大きな責任です。多くの方が「何を話せばよいのか」「病気のことをどこまで伝えるべきか」と悩まれます。
本記事では、通夜・告別式・精進落としの各場面における喪主挨拶の例文と、病気で逝去された場合の適切な表現方法を詳しく解説します。
喪主の役割と挨拶準備
喪主は葬儀全体の責任者として、参列者への感謝と故人の想いを伝える重要な役割を担います。適切な準備をすることで、心のこもった挨拶を行うことができます。
喪主の基本的な役割
喪主は葬儀における代表者として、参列者への応対や葬儀全体の進行に関わる重要な役割を果たします。具体的には、葬儀社との打ち合わせ、参列者への挨拶、僧侶や関係者との調整などが主な責務となります。
故人との関係性では、一般的に配偶者、長男、長女、親といった順で喪主を務めることが多くなっています。ただし家族の状況や故人の遺志によって柔軟に決定しても問題ありません。喪主は単に形式的な役割ではなく、故人の想いを代弁し参列者に感謝を伝える大切な立場であることを理解しておきましょう。
また喪主は葬儀後の法要や手続きにおいても中心的な役割を担います。そのため葬儀当日だけでなく、その後の対応も視野に入れた心構えが求められます。
喪主挨拶をするタイミング
喪主の挨拶は葬儀の流れの中で複数回行われます。通夜の開始前後、通夜振る舞いの前後、告別式では出棺前、精進落とし前後に挨拶をするのが一般的です。
通夜の挨拶は比較的短く、参列への感謝と故人についての簡単な紹介を中心とします。告別式の挨拶は最も重要な場面となり、故人の人生や人柄、参列者への感謝を丁寧に伝えます。精進落としでの挨拶は、食事の席ということもあり、やや和やかな雰囲気で行われることが多いでしょう。
各場面での挨拶時間は、通夜で1〜2分程度、告別式で3〜5分程度、精進落としで1〜2分程度が目安です。状況に応じて柔軟に調整しつつも簡潔にまとめることを心がけましょう。
挨拶の基本構成と話す順序
喪主挨拶の基本構成は、参列への感謝、故人の紹介、故人の最期や闘病の様子、生前の支援への感謝、今後の支援のお願い、という流れが一般的です。この順序を守ることで、聞き手にとって理解しやすい挨拶となります。
まず冒頭で「本日はお忙しい中、ご参列いただきありがとうございます」といった感謝の言葉から始めます。次に故人の名前と自身との関係性を述べ、故人がどのような人物であったかを簡潔に紹介します。病気で亡くなった場合は、この後に闘病の様子や最期の状況に触れることになります。
その後、生前に受けた支援や励ましに対する感謝を述べ、最後に今後の支援をお願いする言葉で締めくくります。全体として感謝の気持ちを軸にした温かみのある構成を心がけることが大切です。
原稿作成と読み上げのコツ
喪主挨拶では原稿を用意して読み上げることは全く問題ありません。むしろ悲しみの中で感情的になりやすい場面だからこそ、事前に準備した原稿があることで落ち着いて挨拶ができます。
原稿作成の際は、まず伝えたいことを箇条書きで整理してから文章にすると構成しやすくなります。話し言葉で書くことを意識し、難しい表現や長い文章は避けましょう。また声に出して練習することで、実際の挨拶時間や言い回しの自然さを確認できます。
読み上げる際は、原稿を見ながらでも構いませんが、時々顔を上げて参列者に視線を向けることで誠意が伝わります。緊張して声が震えたり詰まったりしても、それは自然な反応ですので焦る必要はありません。ゆっくりと落ち着いたペースで話すことを心がけましょう。
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病気で亡くなった場合の喪主挨拶の注意点
病気で故人を亡くされた場合、挨拶の中でどのように触れるかは慎重な配慮が必要です。適切な表現と配慮によって、参列者に故人の想いを伝えることができます。
病気について触れるかどうかの判断基準
病気について挨拶の中で触れるかどうかは、故人の闘病期間や参列者との関係性によって判断します。長期間の闘病で多くの方に支援を受けていた場合は、その感謝を込めて触れることが自然です。
一方で、病気の詳細を知られたくなかった故人の意向や、参列者の中に病気で苦しんでいる方がいる可能性を考慮する必要もあります。特に病名や治療の具体的な内容は、必ずしも詳しく説明する必要はありません。
判断に迷う場合は「病気療養中でございました」「闘病の末」といった簡潔で穏やかな表現にとどめることで、参列者への配慮と事実の説明を両立できます。遺族の気持ちと故人の尊厳を守ることを最優先に考えましょう。
病気に関する言い方の具体例
病気について触れる際は、苦痛や苦しみを強調する表現は避け、穏やかな言葉を選びます。「病気療養中でございました」「闘病生活を送っておりました」「入院加療中でございました」といった表現が適切です。
最期の様子を伝える際も「安らかに息を引き取りました」「眠るように旅立ちました」「静かに永眠いたしました」など、平穏な印象を与える言葉を使います。また「天寿を全うしました」という表現は、高齢の方の場合に特に適しています。
闘病期間については「○ヶ月間の入院生活」「長い療養期間」といった客観的な表現にとどめます。病気と向き合った故人の姿勢を肯定的に伝えることで、参列者にも前向きな印象を与えることができます。
医療関係者への感謝の伝え方
闘病中にお世話になった医療関係者への感謝を挨拶に含めることは、故人の闘病を支えてくれた方々への敬意を示す大切な要素です。もし医療関係者が参列している場合は特に意識しましょう。
「入院中は医師や看護師の皆様に大変お世話になりました」「医療スタッフの皆様の献身的なケアに家族一同感謝しております」といった表現で、具体的な感謝の気持ちを伝えます。
また「最期まで苦痛を和らげるための治療をしていただきました」「温かい医療を受けることができました」など、受けた医療の質の高さを認識していることを示すことで、医療関係者への敬意と感謝がより伝わります。
参列者の感情に配慮する表現
参列者の中には同じような病気で苦しんでいる方や、身近な人を病気で亡くされた経験を持つ方もいらっしゃいます。そのため病気に関する表現は、聞く人の感情を傷つけないよう配慮が必要です。
「闘病の末」という表現を使う際も、敗北や失敗のニュアンスではなく「最後まで諦めずに向き合った」という前向きな意味合いを込めます。また「願いもむなしく」といった表現も、悲観的すぎる印象を与えないよう注意しましょう。
参列者の多様な背景を意識し、故人の人生全体を肯定する言葉選びを心がけることで、すべての方に寄り添った挨拶となります。病気は人生の一部であり、それが全てではなかったという視点を持つことが大切です。
病気に触れる例含む喪主の挨拶例文集
実際の場面で使える具体的な例文をご紹介します。故人との関係性や状況に応じてアレンジしてお使いください。
通夜での喪主挨拶の例文
通夜での挨拶は、参列への感謝と故人についての簡潔な紹介が中心となります。以下は父親を亡くした場合の例文です。
「本日はお忙しい中、父○○の通夜にお集まりいただき、誠にありがとうございます。長男の△△でございます。父は半年前より病気療養中でございましたが、一昨日の朝、家族に見守られながら安らかに息を引き取りました。最期まで前向きに病気と向き合い、私たち家族にも気遣いの言葉をかけてくれておりました。これまで父がお世話になりました皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。明日の告別式も何卒よろしくお願いいたします。」
母親を亡くした場合の例文は以下のようになります。「本日はお足元の悪い中、母○○の通夜にご参列いただき、心より感謝申し上げます。母は2年前より入院加療を続けておりましたが、先週金曜日に静かに永眠いたしました。入院中は多くの方々にお見舞いやお励ましをいただき、母も大変喜んでおりました。皆様のお心遣いに家族一同深く感謝しております。別室にささやかではございますが、お食事をご用意しておりますので、どうぞ召し上がりながら母との思い出をお聞かせいただければ幸いです。」
告別式での喪主挨拶の例文
告別式での挨拶は、故人の人生を振り返り、より丁寧に感謝を伝える場となります。配偶者を亡くした場合の例文をご紹介します。
「本日は、夫○○の葬儀・告別式にご参列いただき、誠にありがとうございます。夫は昨年の春にがんと診断され、1年間の闘病生活を送ってまいりました。入院中も仕事のこと、家族のことを常に気にかけ、最後まで自分らしく生きようとする姿勢を崩しませんでした。皆様には入院中も度々お見舞いにお越しいただき、また励ましのお言葉をいただきました。そのおかげで夫は最期まで希望を持ち続けることができました。心より感謝申し上げます。」
続けて「これからは一人になりますが、夫との思い出を胸に、前を向いて生きていく所存です。至らぬ点も多いかと存じますが、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。」と締めくくります。故人の生き方を肯定し未来への決意を示すことで、前向きな印象を与えることができます。
親族のみの小規模葬での例文
家族葬など親族のみで行う小規模な葬儀では、よりアットホームで温かみのある挨拶が適しています。以下は親を亡くした場合の例文です。
「本日は母の最期のお別れの席に、お集まりいただきありがとうございます。母は3ヶ月前に肺炎で入院し、その後容態が悪化して先日息を引き取りました。92歳という年齢でしたので、本人も『十分に生きた』と話しておりました。入院中も『みんなに迷惑をかけて申し訳ない』と気にかけており、最後まで家族想いの母でした。」
「母が穏やかに最期を迎えられたのは、皆様の温かい支えがあったからこそです。これまで母を支えてくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。これからも母が大切にしていた家族の絆を守っていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。」親しい関係性を活かし、故人の人柄や家族の想いを素直に表現することが小規模葬での挨拶のポイントです。
友人や知人が多い場合のカジュアルな例文
故人の交友関係が広く、友人や知人が多く参列する葬儀では、故人の人柄が伝わるエピソードを交えた挨拶が喜ばれます。
「本日は父○○のためにお集まりいただき、本当にありがとうございます。父は半年前に病気が見つかり入院しましたが、病室でも『早く仲間と釣りに行きたい』『ゴルフ仲間が待っている』と口にしていました。皆さんとの楽しい時間が、父にとって何よりの生きがいだったのだと改めて感じています。最期まで趣味を諦めず、前向きに過ごせたのは、皆さんとの絆があったからこそです。」
「父は『人生は楽しまなきゃ損だ』が口癖でした。今日お集まりの皆様と過ごした時間が、父の人生を豊かにしてくれました。本当にありがとうございました。これからも父との楽しい思い出を語り継いでいただければ幸いです。」故人の個性や交友関係を大切にした内容にすることで、参列者の共感を得られる挨拶となります。
病気について簡潔に触れる短めの例文
時間的制約がある場合や、病気について詳しく触れたくない場合は、簡潔な挨拶も有効です。
「本日は母○○の葬儀にご参列いただき、ありがとうございます。母は病気療養中でございましたが、先日静かに旅立ちました。生前は皆様に大変お世話になり、母も感謝しておりました。本日は誠にありがとうございました。」
別のパターンとして「父は闘病の末、天寿を全うしました。最期は穏やかで、苦しむことなく眠るように息を引き取りました。皆様の温かいご支援に、心より感謝申し上げます。本日はありがとうございました。」といった形も適切です。シンプルながらも必要な要素を押さえることで、誠意の伝わる挨拶となります。
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喪主が伝える病気の説明と配慮すべき表現
病気について説明する際は、情報の開示範囲と表現方法に細心の注意を払う必要があります。適切な配慮によって故人の尊厳を守りましょう。
病名を明かす場合の注意点
病名を具体的に明かすかどうかは、故人の生前の意向や家族の判断によります。がんや難病などの病名を伝えることで、闘病の大変さや故人の強さが参列者に理解されやすくなる一方、プライバシーへの配慮も必要です。
病名を伝える場合は「がんと診断され」「心臓の病気を患い」といった簡潔な表現にとどめ、症状の詳細や治療の具体的内容まで踏み込む必要はありません。また病名を伏せる場合は「長年の持病」「病気療養中」という表現で十分です。
特に精神疾患や感染症など、偏見や誤解を招きやすい病気の場合は慎重な判断が求められます。故人の意向と家族の同意を最優先に考えることが大切です。
治療経過や闘病の説明での配慮事項
治療経過について触れる際は、医療行為の成否や効果について評価するような表現は避けるべきです。「治療の甲斐なく」という表現は医療関係者への配慮に欠ける可能性があります。
代わりに「懸命な治療を受けましたが」「医療スタッフの献身的なケアを受けながら」といった、医療への感謝を含んだ表現を選びます。また「回復を願っておりましたが」「一時は快方に向かいましたが」など、経過を客観的に述べる表現が適切です。
闘病の様子を伝える際も、苦痛や苦悩を強調しすぎないよう注意します。「病気と向き合いながら」「前向きに治療に取り組み」など、故人の主体性や姿勢を尊重する表現を心がけましょう。
遺族の気持ちを伝える適切な言葉
喪主挨拶では、遺族としての悲しみや感謝の気持ちを素直に表現することも大切です。「家族として精一杯の看病をしてまいりました」「最期まで寄り添うことができました」といった言葉は、遺族の思いを伝えます。
また「本人の希望で自宅での最期を叶えることができました」「好きだった音楽を聴きながら旅立ちました」など、故人の意向を尊重できたことを伝えることで、参列者にも安心感を与えられます。
悲しみの中にも「皆様に支えられて幸せな最期でした」「感謝の気持ちでいっぱいです」といった前向きな言葉を添えることで、参列者との絆を深める温かい挨拶となります。過度に悲観的な表現は避け、故人の人生を肯定する姿勢を示しましょう。
訃報や挨拶をSNSで共有する際の表現
近年は訃報や葬儀の報告をSNSで行うケースも増えています。SNSで病気について触れる場合は、不特定多数の目に触れることを意識した表現が必要です。
「病気療養中でしたが、安らかに旅立ちました」「闘病の末、永眠いたしました」といった簡潔な表現が適しています。詳細な病状や治療内容は記載せず、必要最小限の情報にとどめることで、故人のプライバシーを守ります。
またSNSでは写真の選択にも配慮が必要です。闘病中の痩せた姿や病室での写真ではなく、元気だった頃の笑顔の写真を選ぶことで、故人の尊厳を保ちながら思い出を共有できます。コメント欄での病状への質問に対しては、個別に返信するか、丁寧にお断りする対応が望ましいでしょう。
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まとめ
喪主の挨拶は、故人への想いと参列者への感謝を伝える大切な機会です。病気で亡くなられた場合も、適切な表現と配慮によって心のこもった挨拶を実現できます。
- 喪主挨拶は通夜・告別式・精進落としの各場面で行い、それぞれ適切な内容と長さを意識する
- 病気について触れる際は穏やかな表現を選び、故人の尊厳と参列者の感情に配慮する
- 原稿を用意して読み上げることは問題なく、むしろ落ち着いた挨拶のために推奨される
- 故人の人生全体を肯定し、感謝の気持ちを軸にした構成を心がける
- 状況や関係性に応じて例文をアレンジし、自分の言葉で想いを伝えることが大切
大切な方を亡くされた悲しみの中での挨拶は、大きな責任を伴います。しかし事前の準備と適切な表現によって、故人への想いを込めた心に残る挨拶を実現できます。本記事の例文や注意点を参考に、あなたらしい言葉で故人を送り出してください。
葬儀における喪主の役割は重要ですが、一人で抱え込む必要はありません。ちゃんとしたお葬式では、挨拶の準備から葬儀の進行まで、経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたします。必要なものが全て含まれた定額プランで、費用面での不安もなく、故人とのお別れに集中していただけます。葬儀に関するご相談やお悩みがございましたら、こちらから無料でお問い合わせください。24時間365日、専門スタッフが真心を込めてご対応いたします。




