火葬式のお布施はいくら?お坊さんを呼ぶ場合の相場と渡し方マナー

  • お布施

2025年12月25日

火葬式でお坊さんに読経や戒名授与をお願いする場合、適切なお布施の金額や渡し方のマナーに悩む方は少なくありません。火葬式のお布施相場は読経のみで3万円から5万円程度、戒名を含む場合は10万円から50万円以上と幅広く、菩提寺か紹介寺院かによっても異なります。本記事では、火葬式でお坊さんを呼ぶ際のお布施の具体的な相場、決定要因、正しい渡し方のマナーまで、実践的な情報を詳しく解説します。

火葬とお坊さんの必要性

火葬式は通夜や告別式を行わず、火葬場で最小限の儀式を執り行う葬儀形式です。シンプルな形式であっても、お坊さんによる読経や戒名授与を希望される遺族は多く、その役割と意義を理解することが大切です。

お坊さんを呼ぶメリット

火葬式でお坊さんを呼ぶことには、いくつかの重要なメリットがあります。まず、僧侶による読経は故人の冥福を祈り、遺族の心に深い安らぎをもたらす効果があります。たとえ5分から10分程度の短い読経であっても、その声と経文は遺族にとって心の支えとなることが多いのです。

次に、戒名を授けていただくことで、故人が仏門に入ったことを示す証となります。特に菩提寺がある場合、戒名がないと納骨を断られる可能性もあるため、実務的な意味でも重要です。また、火葬という最後の儀式に宗教的な意味づけを行うことで、遺族が故人との別れを心の中で整理しやすくなるという心理的効果も見逃せません。

お坊さんを呼ばない場合の考え方

一方で、火葬式でお坊さんを呼ばないという選択も可能です。故人が生前に「できるだけ簡素に見送ってほしい」と明確に希望していた場合や、無宗教であった場合は、僧侶を呼ばない火葬式を選択する遺族もいます。

経済的な理由から僧侶を呼ばない選択をする場合もあります。お布施やその他の謝礼を含めると、僧侶関連費用は5万円から15万円程度になることが一般的であり、予算が限られている場合は大きな負担となります。ただし、菩提寺がある場合は、僧侶を呼ばずに火葬を行うと後々の納骨で問題が生じる可能性があるため、事前に菩提寺に相談することが必須です。

火葬式で行われる典型的な儀式と読経

火葬式でお坊さんを呼ぶ場合、通常は火葬炉の前で読経が行われます。読経の時間は5分から10分程度と短く、一般葬や家族葬に比べて儀式は簡素です。多くの場合、遺族が火葬炉の前に集まり、僧侶が故人の冥福を祈る経文を唱えます。

宗派によって読経の内容や作法は異なりますが、基本的な流れは共通しています。僧侶が到着すると、まず遺族に挨拶をし、その後棺の前で読経を始めます。読経が終わると、遺族が焼香を行い、その後火葬が開始されます。一部の火葬式では、安置所でも事前に読経を行う場合があり、その場合は火葬場での読経と合わせて2回の読経となります。

戒名の有無が火葬や納骨に与える影響

戒名は故人が仏門に入ったことを示す名前であり、火葬式でお坊さんから授けていただくことが一般的です。戒名の有無は、火葬そのものには直接影響しませんが、その後の納骨や供養に大きく関わってきます。

菩提寺がある場合、戒名がないと納骨を断られる可能性が高いです。多くの寺院では、その寺院で戒名を授かった故人のみを墓地に納骨するという慣習があるためです。また、四十九日や一周忌などの法要を行う際にも、戒名がないと僧侶が読経をしづらい場合があります。無宗教の場合や、菩提寺がなく将来的に寺院での納骨を予定していない場合は、戒名なしでも実務上の問題は生じません

相談員待機しています。
最短30分お迎えに伺います。

ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら

0120-43-5940

  • 通話無料
  • 相談無料
  • 24時間365日対応

火葬でのお布施の金額相場

火葬式のお布施金額は、読経のみか戒名も含むか、菩提寺か紹介寺院か、戒名の位はどの程度かなど、複数の要因によって大きく変動します。ここでは具体的な相場と決定要因を詳しく見ていきます。

読経のみのお布施相場

火葬式で読経のみをお願いし、戒名は授けていただかない場合のお布施相場は、3万円から10万円程度が一般的です。火葬炉の前でのみ読経を行う場合は3万円から5万円程度、安置所と火葬場の両方で読経を行う場合は5万円から10万円程度が目安となります。

葬儀社から紹介された僧侶の場合、多くは事前に明確な金額が提示されるため、予算の計画が立てやすいというメリットがあります。一方、菩提寺の僧侶に依頼する場合は、読経のみであっても5万円から10万円程度と、やや高めの相場になることが多いです。これは、菩提寺との長期的な関係性を考慮した金額設定となるためです。

戒名を含むお布施相場

火葬式で戒名も授けていただく場合、お布施の金額は戒名の位によって大きく変動します。宗派や地域によっても異なりますが、最も低い位である「信士」「信女」の場合は10万円から20万円程度、「居士」「大姉」クラスになると30万円から50万円程度が相場です。

さらに高い位として「院号」が付く戒名の場合は、50万円から80万円程度のお布施が必要になります。最高位の「院殿号」や「大居士」といった戒名は100万円以上が相場とされ、極めて高額です。火葬式という簡素な葬儀形式であっても、戒名の位によってお布施の金額は大きく変わるため、遺族は事前に希望する戒名の位と予算を明確に決めておくことが重要です。

地域差と具体的な目安

お布施の相場には地域による差も存在します。一般的に、首都圏や大都市圏では相場がやや高く、地方では低めの傾向があります。東京都内の火葬式では、読経のみで5万円程度、戒名を含む場合は15万円から30万円程度が一般的な相場です。

一方、北海道や東北地方では、読経のみで3万円前後、戒名を含む場合でも10万円から20万円程度に収まることが多いです。関西地方は全国平均に近い相場であり、読経のみで3万円から5万円、戒名を含む場合は10万円から30万円程度です。ただし、これらの地域差よりも、菩提寺か紹介寺院かという区別の方が、相場に与える影響は大きいことを認識しておく必要があります。

お布施の内訳と追加費用

火葬式でお坊さんに支払う費用は、お布施だけではありません。主なお布施に加えて、御車代と御膳料という追加の謝礼を用意する必要がある場合があります。御車代は僧侶の交通費に相当する謝礼で、相場は5千円から1万円程度です。

御膳料は、火葬式後の会食に僧侶が参加されない場合に渡す食事代相当の謝礼で、こちらも5千円から1万円程度が相場です。ただし、葬儀社が僧侶を送迎する場合は御車代は不要、僧侶が会食に参加される場合は御膳料は不要となります。これらを合計すると、火葬式での僧侶関連費用は、読経のみの場合で4万円から7万円程度、戒名を含む場合は12万円から60万円以上と、幅広い金額帯になることを理解しておくことが大切です。

火葬でお坊さんを手配する方法

火葬式でお坊さんを呼ぶには、いくつかの方法があります。菩提寺の有無や遺族の状況によって最適な方法が異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

菩提寺に相談して依頼する方法

先祖代々のお墓がある菩提寺を持っている場合、まずは菩提寺に連絡して相談することが基本です。菩提寺には檀家としての関係があるため、火葬式を行う際も菩提寺の僧侶に来ていただくのが慣習となります。

菩提寺に連絡する際は、火葬式という簡素な形式を希望していることを正直に伝えることが大切です。寺院によっては火葬式に否定的な場合もあり、最低でも一日葬を行うよう勧められることもあります。しかし、経済的な事情や故人の遺志を説明すれば、理解を示してくれる寺院も多いです。菩提寺に依頼する場合、お布施の金額は寺院に直接確認するか、過去の法要で支払った金額を参考にするとよいでしょう。

葬儀社に手配してもらう際の注意点

菩提寺がない場合や、菩提寺との関係が希薄な場合は、葬儀社に僧侶の手配を依頼することができます。多くの葬儀社は複数の宗派に対応した僧侶ネットワークを持っており、故人の宗派に合わせて適切な僧侶を紹介してくれます。

葬儀社に依頼する際は、まず故人の宗派を確認する必要があります。家に仏壇がある場合は、その特徴から宗派を判定できることもあります。宗派が不明な場合は、親族に確認するか、葬儀社のスタッフに相談して該当地域で一般的な宗派を選ぶこともできます。葬儀社経由で僧侶を手配する場合、お布施の金額は事前に明確に提示されることが多く、予算管理がしやすいというメリットがあります。

僧侶派遣サービスの利用方法

インターネット上には、僧侶派遣を専門とするサービスも複数存在します。これらのサービスでは、火葬式での読経料や戒名料が明確に設定されており、ウェブサイト上で金額を確認してから申し込むことができます。

僧侶派遣サービスの多くは、全国対応しており、希望の日時や場所、宗派を指定して僧侶を手配できます。料金は一般的に葬儀社経由よりもやや安価に設定されていることが多く、読経のみであれば3万円から5万円程度、戒名を含む場合でも8万円から15万円程度で利用できるサービスもあります。ただし、派遣される僧侶と長期的な関係を築くことは難しく、四十九日や一周忌などの後の法要を同じ僧侶にお願いできない場合もあります。

個人で僧侶を探すときの注意点

知人の紹介や直接寺院に問い合わせるなど、個人で僧侶を探すことも可能です。この方法では、葬儀社や派遣サービスを介さないため、仲介手数料がかからず、僧侶に直接お布施を渡すことができます。

個人で僧侶を探す場合の注意点として、お布施の金額について事前に明確に確認することが重要です。多くの僧侶は「お気持ちで結構です」と答えることがありますが、これでは遺族が判断に困ります。相場を踏まえた上で、「このような金額を考えておりますが、いかがでしょうか」と具体的に確認するとよいでしょう。また、火葬式という簡素な形式に対応していただけるかどうかも、事前に確認しておくべき重要なポイントです。

相談員待機しています。
最短30分お迎えに伺います。

ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら

0120-43-5940

  • 通話無料
  • 相談無料
  • 24時間365日対応

火葬におけるお布施のマナーと実務

お布施の金額が決まったら、次は正しい渡し方とマナーを理解する必要があります。適切な包み方、渡すタイミング、言葉遣いなど、細かな作法を守ることで僧侶への敬意を示すことができます。

お布施を包む封筒と表書きの決め方

お布施は、奉書紙で包むか、白い無地の封筒に入れてお渡しするのが基本です。封筒は郵便番号の枠が印刷されていない無地のものを選び、「不幸が重なる」ことを避ける意味で二重封筒は使いません。

表書きは、封筒の表面上部中央に「お布施」または「御布施」と縦書きで記載します。下部中央には喪主の姓を「○○家」と記載するか、フルネームを記載します。金額を記載する欄がある場合は、旧漢数字を用いて「金壱万円」「金伍万円」のように記載します。10万円以上の場合は「金拾万円也」と末尾に「也」をつけることが一般的です。お札は新札または使用感の少ない綺麗なお札を用意し、肖像画が封筒の表面側に来るように、向きを揃えて入れます。

お布施を渡すタイミングと渡し方のマナー

火葬式でお布施を渡すタイミングは、火葬炉前での読経が終わり、僧侶が退席される前が最も一般的です。このタイミングで喪主が僧侶の前に進み出て、挨拶と共にお布施をお渡しします。

お布施を渡す際の作法として、直接手渡しするのではなく、切手盆と呼ばれる小さなお盆の上に乗せるか、袱紗の上に置いてお渡しします。切手盆や袱紗に置く際は、封筒の表書きが僧侶から見えるように、つまり僧侶の方に向けて配置します。お渡しする際の言葉としては、「本日はありがとうございました」「お忙しいところお越しいただき、誠にありがとうございました」などの感謝の言葉を述べます。慌てずに一つひとつの動作を丁寧に行うことが、敬意を表すために重要です。

お布施以外の謝礼の種類と相場

火葬式でお坊さんに用意する謝礼は、お布施だけでなく御車代と御膳料があります。御車代は、僧侶が寺院から火葬場まで移動する際の交通費に相当する謝礼で、相場は5千円から1万円程度です。移動距離が特に長い場合は、2万円から3万円を包むこともあります。

御膳料は、火葬式後の会食に僧侶が参加されない場合に渡す食事代相当の謝礼で、相場は5千円から1万円程度です。複数の僧侶がいらっしゃる場合でも、一つの封筒にまとめて御膳料を包むことが一般的です。御車代と御膳料は、お布施とは別の封筒に入れ、それぞれの表書きに「御車代」「御膳料」と記載します。ただし、葬儀社が僧侶を送迎する場合や、僧侶が会食に参加される場合は、それぞれ不要となります。

領収書や記録の扱いと税務上の注意点

お布施は宗教上の謝礼であり、一般的な商取引とは異なるため、領収書を発行しない寺院がほとんどです。しかし、相続税の申告において葬儀費用として控除できる場合があるため、記録を残しておくことは有意義です。

お布施の支払い記録として、日付、金額、支払先(寺院名または僧侶名)をメモしておくとよいでしょう。相続税の計算において、葬儀費用は遺産総額から控除できる項目ですが、お布施が控除対象になるかどうかは、税理士や税務署に確認する必要があります。一般的には、通常の範囲内のお布施は相続税の控除対象として認められることが多いですが、極端に高額な場合は認められない可能性もあります。領収書がなくても、支払いの事実を証明できる記録があれば税務上有効です。

相談員待機しています。
最短30分お迎えに伺います。

ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら

0120-43-5940

  • 通話無料
  • 相談無料
  • 24時間365日対応

まとめ

火葬式でお坊さんを呼ぶ場合のお布施は、読経のみで3万円から5万円、戒名を含む場合は10万円から50万円以上が相場となります。菩提寺と紹介寺院では金額が異なり、戒名の位によっても大きく変動することを理解しておく必要があります。

  • 火葬式でのお布施は読経のみで3万円から5万円、戒名込みで10万円から50万円以上が相場
  • 菩提寺の方が紹介寺院よりも高額になる傾向があり、事前の確認が重要
  • 御車代と御膳料という追加の謝礼がそれぞれ5千円から1万円程度必要な場合がある
  • お布施は白い封筒に入れ、切手盆または袱紗の上に乗せて表書きを僧侶に向けて渡す
  • 渡すタイミングは火葬炉前での読経後が一般的で、感謝の言葉を添える
  • 戒名の位によってお布施が大きく変動するため、事前に希望と予算を明確にする

火葬式でお坊さんを呼ぶかどうかは遺族の判断ですが、菩提寺がある場合は必ず事前に相談し、故人の供養と今後の納骨を円滑に進めるための適切な選択をすることをおすすめします。

葬儀費用の不安解消と安心できる葬儀の実現には、明確な料金体系と充実したサポート体制の両立が求められます。ちゃんとしたお葬式では、必要なものが全て含まれた定額プランをご用意しております。参列者によって変動するおもてなし費用や式場利用料以外には追加料金を一切いただかず、明瞭な料金でご家族に寄り添います。大切な方とのお別れを心穏やかに迎えていただくため、葬儀に関するご相談はこちらから無料でお問い合わせください。

お布施一覧へ

関連記事

カテゴリーから記事を探す

相談員が待機しています。最短30分お迎えに伺います。

葬儀のご依頼・ご相談・お客様サポートダイヤル

オペレーター

0120-43-5940

  • 通話無料
  • 相談無料
  • 24時間365日対応

相談員が待機しています。
最短30分お迎えに伺います。

運営者情報

運営者 ちゃんとしたお葬式運営事務局
所在地 〒101-0024
東京都千代田区神田和泉町1番地6-16 ヤマトビル405
電話番号 0120-43-5940
事業内容 葬儀や供養など、ライフエンディングに関するサービスの運営・提供

ご不明な点がある方やお困りの方は、お気軽にお問い合わせください

電話
0120-43-5940

24時間365日、深夜・早朝でも専門相談員が対応します。

トップへ戻る

資料請求・事前のご相談で最大5万円割引