臨終から葬儀までの流れ|家族がやるべき手順と手続きを時系列で紹介
- 葬儀の流れ
2026年2月24日

大切な方との突然のお別れは、深い悲しみとともに「何から始めればいいのか分からない」という不安をもたらします。病院から連絡を受けた瞬間から、遺体の搬送、葬儀社との打ち合わせ、役所への届け出と、初めて経験することが次々と押し寄せてきます。さらに「葬儀費用はいくらかかるのか」「後から追加請求されないか」という金銭面の心配も重なり、心身ともに大きな負担を感じる方が少なくありません。
この記事では、臨終から葬儀までの流れを時系列で整理し、喪主や家族が行うべき手順と手続きを具体的に解説します。
臨終から葬儀までの流れの全体像
臨終から葬儀までの流れは、大きく分けて「臨終直後の対応」「遺体の搬送・安置」「葬儀の準備と執行」「葬儀後の手続き」という4つの段階で進みます。全体の流れを把握しておくことで、慌てることなく一つひとつの手順を確実に進められます。まずは臨終直後から納骨までの全体像を確認しましょう。
臨終直後の対応と死亡診断書の受け取り
病院で臨終を迎えた場合、医師が死亡を確認し、死亡診断書を発行します。死亡診断書は、その後のすべての手続きの起点となる重要な書類です。死亡届の提出、火葬許可証の取得、生命保険金の請求など、あらゆる場面で必要になるため、原本は大切に保管し、必要に応じてコピーを複数枚用意しておくことをおすすめします。
死亡診断書には、故人の氏名、死亡日時、死亡場所、死因などが記載されます。記載内容に誤りがないか、受け取った時点で必ず確認してください。訂正が必要な場合は、その場で医師に依頼するのが最もスムーズです。病院によっては発行に数時間かかることもありますので、その間に葬儀社への連絡を進めておくとよいでしょう。
遺体の搬送と安置の手順
病院では長時間の遺体安置ができないため、臨終後は速やかに遺体を搬送する必要があります。搬送先は自宅、葬儀社の安置施設、斎場の霊安室などから選択できます。自宅での安置を希望する場合は、布団を敷くスペースの確保と、室温を低く保つ準備が必要です。
搬送は葬儀社が手配する寝台車で行うのが一般的です。病院に提携の葬儀社がいる場合もありますが、必ずしもそこに依頼する義務はありません。事前に信頼できる葬儀社を決めていれば、慌てることなく連絡できます。安置後は、故人の体を清める「湯灌」や「エンゼルケア」が行われ、ドライアイスで遺体を保全します。
葬儀社との連絡と打ち合わせの流れ
葬儀社への連絡は、臨終直後から数時間以内に行うのが一般的です。深夜や早朝であっても、多くの葬儀社は24時間対応しています。連絡時には、故人の氏名、亡くなった場所、搬送先の希望などを伝えます。
打ち合わせでは、葬儀の形式、日程、会場、祭壇のグレード、料理や返礼品の内容などを決めていきます。この際に最も注意すべきは費用の確認です。見積書の内容を細かく確認し、「この金額に何が含まれているのか」「追加費用が発生する可能性があるか」を必ず質問してください。曖昧なまま契約すると、後から想定外の請求を受けるリスクがあります。
納棺から通夜・告別式・火葬までの順序
安置期間を経て、故人を棺に納める「納棺」を行います。納棺には、故人が生前愛用していた品物や、お気に入りの衣服を一緒に納めることができます。ただし、金属製品やガラス製品など、火葬に適さないものは避ける必要があります。
納棺後は通夜、翌日に告別式という流れが一般的です。通夜は夕方から夜にかけて行われ、親族や親しい友人が故人との最後の夜を過ごします。告別式は日中に執り行われ、読経、焼香、弔辞、喪主挨拶などを経て出棺となります。火葬場では火葬許可証を提出し、約1時間半から2時間程度で火葬が完了します。その後、遺骨を骨壺に納める「収骨」を行い、埋葬許可証を受け取ります。
葬儀後の納骨までの流れと日数の目安
火葬後の遺骨は、一度自宅に持ち帰り、後飾り祭壇に安置するのが一般的です。納骨のタイミングは、四十九日法要に合わせて行うことが多いですが、宗派や地域によって異なります。お墓がすでにある場合は比較的スムーズですが、新たにお墓を建てる場合は数か月〜1年程度かかることもあります。
納骨までの期間に、遺品整理や各種手続きを進めていきます。四十九日法要では、親族が集まり故人を偲び、その後に納骨式を行います。納骨の際には埋葬許可証が必要となりますので、紛失しないよう大切に保管してください。
相談員が待機しています。
最短30分でお迎えに伺います。
ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら
0120-43-5940
- 通話無料
- 相談無料
- 24時間365日対応
臨終から葬儀までの流れで喪主と家族がやること
臨終から葬儀までの流れにおいて、喪主と家族には多くの役割があります。訃報連絡から始まり、葬儀形式の決定、準備物の手配、当日の対応まで、一つひとつ確実に進めていく必要があります。ここでは、喪主と家族が担う具体的な役割を時系列で解説します。
訃報連絡の方法と参列者への案内の出し方
訃報連絡は、故人との関係性によって優先順位をつけて行います。まず親族、次に故人の親しい友人や職場関係者、その後に町内会や知人へと広げていきます。連絡方法は電話が基本ですが、人数が多い場合はメールやSNSを活用することも増えています。
連絡の際に伝える内容は以下のとおりです。
訃報連絡で伝えるべき項目
- 故人の氏名と死亡日時
- 葬儀の形式(一般葬・家族葬など)
- 通夜・告別式の日時と場所
- 喪主の氏名と連絡先
- 香典や供花の辞退がある場合はその旨
家族葬の場合は、「故人の遺志により、近親者のみで執り行います」と明確に伝えることで、参列を控えていただく方への配慮となります。後日、改めてお知らせのハガキを送ることで、丁寧な対応ができます。
葬儀形式の決定と葬儀社の選び方のポイント
葬儀形式は、故人の遺志、遺族の希望、予算、参列者の人数などを考慮して決定します。一般葬は幅広い弔問客を迎える形式で、家族葬は親族や親しい友人のみで行う小規模な形式です。直葬は通夜や告別式を行わず、火葬のみを行う最もシンプルな形式となります。
葬儀社を選ぶ際は、複数社から見積もりを取り、料金体系を比較することが重要です。「総額表示かどうか」「追加費用の有無」「含まれるサービスの内容」を必ず確認してください。悲しみの中で冷静な判断が難しい状況ですが、ここでの確認が後悔のない葬儀につながります。
遺影や祭壇の準備と供花の手配
遺影写真は、故人らしい表情が写っているものを選びましょう。できるだけ最近撮影された、ピントが合った写真が適しています。葬儀社に依頼すれば、背景の加工や服装の修正も可能です。データがあれば高画質で仕上がりますが、プリント写真からでも作成できます。
祭壇は葬儀社が提案するプランから選ぶことが一般的です。価格帯は幅広く、シンプルなものから豪華なものまで様々です。供花は親族や会社関係者から届くことが多いですが、喪主側で手配する場合もあります。供花の並び順や名札の表記には細かなルールがありますので、葬儀社のスタッフに相談しながら進めると安心です。
通夜・告別式当日の喪主の役割と挨拶の準備
通夜・告別式当日、喪主は弔問客への対応と式の進行において中心的な役割を担います。受付での挨拶、焼香の際の会釈、告別式での喪主挨拶など、多くの場面で対応が求められます。体力的にも精神的にも負担が大きいため、親族で役割を分担することが大切です。
喪主挨拶は、告別式の終盤に行います。内容は、参列者へのお礼、故人の人柄やエピソード、今後の支援のお願いなどを含めます。長すぎず、2〜3分程度にまとめるのが適切です。事前に原稿を用意しておけば、当日の緊張を和らげることができます。話すことが難しい場合は、代理の方に読み上げてもらうこともできます。
香典対応と返礼品の準備管理
香典の受け取りと管理は、受付担当者と連携して行います。香典袋には芳名帳への記入をお願いし、金額を確認のうえ記録します。香典返しは、いただいた金額の3分の1〜半分程度を目安に用意するのが一般的です。
香典返しの金額目安
| いただいた香典額 | 香典返しの目安 |
|---|---|
| 5,000円 | 1,500〜2,500円程度 |
| 1万円 | 3,000〜5,000円程度 |
| 3万円 | 1万〜1万5千円程度 |
| 5万円以上 | 後日改めて品物を送る |
当日返しの場合は、一律の品物を用意しておき、高額の香典をいただいた方には後日改めてお返しをします。返礼品の手配は葬儀社に依頼できますので、人数の見込みを伝えて準備を進めてください。
相談員が待機しています。
最短30分でお迎えに伺います。
ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら
0120-43-5940
- 通話無料
- 相談無料
- 24時間365日対応
臨終から葬儀までの流れで必要な手続きと実務
臨終から葬儀までの流れでは、役所への届け出や各種機関への手続きなど、多くの実務が発生します。期限が定められているものもあり、漏れなく進めることが重要です。ここでは、各手続きの方法と注意点を具体的に解説します。
死亡届と火葬許可の提出方法
死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に、故人の本籍地、届出人の住所地、または死亡した場所の市区町村役場に提出します。死亡届は死亡診断書と一体になった用紙で、左側が死亡届、右側が死亡診断書となっています。
死亡届を提出すると同時に、火葬許可申請書も提出します。これにより火葬許可証が発行され、火葬場での手続きに必要となります。届出は24時間受け付けている役場も多いですが、休日や夜間は対応が限られる場合があります。葬儀社が代行してくれることも多いので、確認しておくとよいでしょう。
医療保険年金などの手続きの進め方
故人が加入していた健康保険や年金の手続きも必要です。健康保険証は、故人の死亡後に返還します。国民健康保険の場合は市区町村役場、社会保険の場合は勤務先を通じて手続きを行います。また、葬祭費や埋葬料の支給申請も忘れずに行いましょう。国民健康保険では5万円前後、社会保険では5万円の埋葬料が支給されます。
年金については、受給者が亡くなった場合、年金事務所への届け出が必要です。届け出が遅れると過払いが発生し、後から返還を求められることがあります。また、遺族年金の受給資格がある場合は、その申請手続きも行います。必要書類は年金事務所に確認し、漏れなく準備してください。
遺産相続と金融機関への対応の始め方
金融機関は、口座名義人の死亡を知った時点で口座を凍結します。これは相続財産を保全するための措置ですが、葬儀費用の支払いに困る場合もあります。2019年の法改正により、相続人は預貯金の一部を仮払いとして引き出せる制度が設けられました。上限は「預金残高×法定相続分×3分の1」または「150万円」のいずれか低い額です。
相続手続きの本格的な開始は、葬儀が落ち着いてからでも遅くありません。まずは故人の財産と負債を把握し、相続人を確定させることから始めます。相続放棄を検討する場合は、相続開始を知った日から3か月以内に家庭裁判所への申述が必要ですので、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
葬儀費用の見積もりと公的補助や支払い方法
葬儀費用の全国平均は、葬儀一式、飲食接待、寺院費用を含めて約150万円前後と言われています。ただし、葬儀の形式や規模によって大きく異なり、家族葬であれば50〜100万円程度、直葬であれば20〜30万円程度に抑えられる場合もあります。
葬儀費用に関する公的補助・支援制度
- 国民健康保険の葬祭費:3〜7万円程度(自治体により異なる)
- 社会保険の埋葬料:5万円
- 生活保護受給者の葬祭扶助:自治体の基準額
- 労災保険の葬祭給付:業務上の死亡の場合
支払い方法は、現金一括のほか、クレジットカードや分割払いに対応している葬儀社もあります。生命保険金が支払われるまでの間、一時的に立て替えが必要な場合もありますので、手元資金の確認をしておくと安心です。
火葬場や斎場の予約と必要書類
火葬場の予約は、葬儀社を通じて行うのが一般的です。都市部では混雑により、希望の日時が取れないこともあります。特に友引の翌日は火葬場が混み合う傾向があります。葬儀の日程は、火葬場の空き状況、僧侶の都合、遺族の希望を調整して決定します。
火葬当日に必要な書類は火葬許可証です。火葬後には、火葬場から火葬許可証が返却され、埋葬許可証として使用できます。この埋葬許可証は納骨の際に必要となる書類ですので、骨壺と一緒に保管しておいてください。紛失した場合は再発行の手続きが必要となり、手間がかかります。
自宅での臨終時に異なる手続きと注意点
自宅で亡くなった場合、病院での臨終とは手続きが異なります。かかりつけ医がいる場合は、まず医師に連絡し、死亡の確認と死亡診断書の発行を依頼します。かかりつけ医がいない場合や、急死・事故死の場合は、警察への届け出が必要です。
警察が介入する場合は、検視または司法解剖が行われることがあります。この場合、死亡診断書ではなく「死体検案書」が発行されます。手続きに時間がかかることもありますので、葬儀の日程には余裕を持たせる必要があります。また、自宅での安置を希望する場合は、ドライアイスの手配や室温管理など、遺体の保全に注意を払ってください。
相談員が待機しています。
最短30分でお迎えに伺います。
ご葬儀のご依頼・ご相談はこちら
0120-43-5940
- 通話無料
- 相談無料
- 24時間365日対応
まとめ
この記事では、臨終から葬儀までの流れを時系列で解説し、喪主と家族が行うべき手順と手続きを具体的にお伝えしました。死亡診断書の受け取りから始まり、遺体の搬送、葬儀社との打ち合わせ、通夜・告別式、火葬、そして納骨まで、やるべきことは多岐にわたります。役所への届け出、保険や年金の手続き、相続の準備など、葬儀後も様々な実務が続きます。
初めて喪主を務める方にとって、この一連の流れは想像以上に大変なものです。悲しみの中で冷静な判断を求められ、費用の不安も重なります。しかし、事前に流れを知っておくことで、一つひとつの手順を落ち着いて進めることができます。分からないことがあれば、葬儀社のスタッフに遠慮なく相談してください。あなたは一人ではありません。
葬儀費用の不安解消と安心できる葬儀の実現には、明確な料金体系と充実したサポート体制の両立が求められます。「ちゃんとしたお葬式」では、必要なものが全て含まれた定額プランをご用意しております。参列者によって変動するおもてなし費用や式場利用料以外には追加料金を一切いただかず、明瞭な料金でご家族に寄り添います。大切な方とのお別れを心穏やかに迎えていただくため、葬儀に関するご相談はこちらから無料でお問い合わせください。




